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3つの問題解決方法

目次

背景

  • 日常のあらゆることは問題解決
  • 何を問題とするのか、そしてその問題をどう解決するかを日々処理している
  • 何を問題とするかも極めて大切だが、どのように解決するかも大切
    • 前者は、いわゆる何がIssueか問題
  • そこで、後者のどのように解決するかのアプローチについてまとめてみた

3つのアプローチ

次の3つが一般的な問題解決手法。

#問題解決の型問題の新規性知識の有無例え
1原因特定型既知の問題ある警察犬
2仮説検証型未知の問題ある / なしファーストペンギン
3模倣学習型既知の問題なしコピーキャット
  • この3つの型の違いは、次の2つの基準から生まれる
    • 問題が既に知られている問題かどうか
    • そしてそれに対処する知識があるかないか
  • 既に先人が解いた問題ならその回答をマネすればいいだけ
  • また、その問題の分野の専門知識がない場合は学習する必要がある
  • もし、問題が前人未踏の場合は仮説検証を行い実験する必要がある

それぞれの型を英語にすると以下になる。

  • CI Type: Cause Identification Type
  • HV Type: Hypothesis Verification Type
  • IM Type: Imitative Learning Type

問題解決アプローチの詳細

原因特定型

  • これはシンプルに医者型の問題解決手法
  • どこが問題なのか、そしてその問題の原因を特定する
  • 例えば、お腹が痛くて病院に行ったら、診断して何が原因か推定して薬をもらうだろう
  • 知識があるため、できるアプローチ
  • 別の言い方では、次のように言ったりする
    • Don’t boil the ocean.
    • これは海の水は沸かせないが、コップの中の水は沸かせる比喩
    • つまり、具体的ならどんな問題解決でも解決できるという例え
  • 基本的に知識があるので問題とその原因を具体的にすれば解けるタイプの解決方法

仮説検証型

  • これはいわゆる科学的方法
  • 未知の問題のため、小さな仮説検証を繰り返す必要がある
  • 現象・実体・本質を見極める方法でもある
  • それが科学的方法と仮説検証の違いは次
    • 科学的方法の場合は再現性を重要視するが、問題解決のための仮説検証の場合は一過性でも問題ない
  • 具体的には、仮説 -> 実行 -> 検証のステップを行うことになる
  • 質のいい仮説を立てるには多角的、多次元的に物事を見る必要がある
    • 例えば、旅行を言ったら時空を超えたような経験になる
    • それをヒントにタイムマシン経営のアイディアを得るなど
  • また、別の言い方をすればいわゆるPDCAやToyota WayのKaizenも当てはまる
  • 仮説検証をする前に基本的に先行研究やケーススタディをベースラインとすると良い

模倣学習型

  • これは前提となる知識が無いときの手法
  • 問題に対応する知識がないため先に学習することを意味する
  • 学校で先生をマネて学習したように、人間の基本的機能の1つ
  • TPP(徹底的にパクる)もこの手法の1つ
  • Copycat型とも言える
  • 昨今のGenerative AIによるAGIのように、学習とその量が問題解決には実は一番大切
  • 日本だって古来は中国、近代は欧米のマネをして発展した
  • 本を呼んで学習することもこれに当たる
  • 学習方法には知徳、体得、会得とあり効率を良いモノを選ぶべき
    • 例えば、丘の上で本を呼んで泳ぎ方を知徳するより、水に入って体得する方が効率が良い
  • AIで言う機械学習や強化学習などもこれの一種

共通するコツ

3つの型に共通する、次の2つのコツがある。

データが全て

  • 全ての型に共通して言えることは、データで物事を判断することが大切
  • というか、データが常に正しいし、データしか正しくない
  • つまり、Don’t guess, Just measureということ
  • データの中に答えはあるし、数字は平等に共通認識を作るから
  • 逆に変にguessして数段論理を積み上げても、空理空論の空想になりがち
  • data is oil

多角的に見る

  • また、全ての型に共通することは、多角的に見なければならないと言う事
  • 例として、下の画像は円柱(cylinder)の見え方の違いを挙げる
  • これは見る人の角度や立場によって真実は別の形で表現されると言う事
  • 3次元で見れば円柱だが、2次元だと投影された方向によって、長方形や円にmappingされる
  • 宇宙も、現状、地球からの視点でしか見る事が出来ない、これも単眼的な例
  • つまり、色々な人の話を聞いたり、色々な方向から観察して、多角的に物事見ることが大切と言う事

まとめ

  • 問題解決には大きく3つの型がある
  • その際に2つのコツがあるので意識しましょう

参考文献

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