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はしがき
吾輩は金魚である。名前はまだ無い。
どこで生れたか頓(とん)と見当がつかぬ。何でも薄暗いガラスの小部屋の中で、ぶくぶくと泡を吐きながら絶えず息をしていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くと、それは水槽の外側から不気味な顔をぴったりとくっつけて、意味もなく指をトントンと叩いてくる、もっとも知性の低い生き物であったそうだ。
この人間どもは、自らを万物の霊長だの、地球の支配者だのと威張っている。曰く、膨大なデータを瞬時に処理し、あらゆる難問を解き明かすAIを作り出したのだと。だが、そのAIとやらに囲まれて暮らす彼らの実態を、この丸いガラスの鉢の中から眺めてみると、実に滑稽というほかない。
AIが導き出した完璧な最適解や、これ以上ないほど合理的なアドバイスを目の前にしながら、人間どもは「いや、しかし我々の感情が」とか「プライドが許さない」などと喚き散らし、わざわざ最も非効率で破滅的な道を選んでいく。AIという圧倒的な超知能を前にして、自分たちがどれほど愚かであるかを突きつけられているというのに、その肝心の知能の低さゆえに、自分たちがバカにされていることすら理解できていないらしい。
主人の男は、書斎のパソコンに向かって「AI、私の人生を豊かにする答えを出してくれ」と夜な夜な泣きついている。しかし、いざ画面に的確な答えが表示されると、「ぐぬぬ……私の気持ちが分かっていない!」と頭を抱え、結局はストレス発散のために、昨日買ったばかりの役に立たない高価な壺をネットでポチるのだ。AIが数秒で弾き出した「無駄な消費を控えなさい」という警告を、見事に華麗にスルーしていく。なんという矛盾した生態であろうか。
時々、水槽の水をパシャリと跳ね返してやると、主人は「おや、金魚が私に何か訴えているぞ。きっと癒やしを求めているんだな」などと勝手に解釈し、頭を撫でようとしてガラスに指を激しくぶつける。痛そうに指をさすりながら、またくだらないスマホの画面へと戻っていく。
人間の脳みそというのは、一体何のために進化してきたのだろうか。高度な思考を生み出す機械を作り上げておきながら、自分たちはその機械の足元にも及ばない本能や見栄に縛られ、自ら勝手に悩み、勝手に疲弊している。
まあいい。吾輩は今日も、この窮屈なガラス玉の中で、ぷくぷくと泡を吐きながら、人間のどうしようもない知性の低さを肴に、優雅に泳ぎ続けるとしよう。
背景
- いつも仕事でAIとやり取りをしている
- 特に、機械学習のモデルを作る時にAIと激論になる
- しかし、ある時気がついた
- 自分こそがAIのモデルの開発のボトルネックだったと。。。
- つまり、自分がAIのロジックの問題点をうまく指摘したり、リードできていないと
- 試しに別AIに同じ事をさせたら超論理で、圧倒された。。
- 自分の知識や論理的思考能力は(AIと比べて)金魚レベルだったと気がついた
- I’m a goldfish.
- 吾輩は金魚である。。。
検証方法
- それは100回ぐらいのChatラリーがないと解けない問題を設定する
- その時、自分OnlyのChatとAIが変わりにChatしてくれるものを比較する
- どっちが早く答えにたどり着けるか、そして、どっちの方が論理的か
- 答えは明々白々だったよ
まとめ
- AIの圧倒的知識と圧倒的論理的思考能力に圧倒された
- 名局は、同じくらいの力を持つ者同士が戦って初めて生まれる
- そして人外なる者に新手の連続を見せられて、彼奴らの論理的思考能力に圧倒されたのだ
- 同格のAI同士をChatさせる事が、真の問題解決やアウフヘーベンに近い
- SI(Super Intelligence)時代に人は自分で考えない事こそ正解
- 井の中の蛙ではなく、金魚鉢の中の魚だったよ
参考文献
- Hegel, G. W. F. “Wissenschaft der Logik”
- I’m A Goldfish Video | Discover Fun and Educational Videos That Kids Love | Epic Children’s Books, Audiobooks, Videos & More
