Featured image of post 3Dプリンターの説明用資料

3Dプリンターの説明用資料

背景

  • 3Dプリンターについて説明する必要があったため、改めて用語を整理した。
  • 特に理解が曖昧な用語もあるため、AIを使ってきれいにしてもらった

全体像

3Dプリントは、概ね次の流れで進む。

1
3Dモデル → スライサー → G-code → プリンターで造形
  • スライサーは、STL、OBJ、3MFなどの3Dモデルを薄い層に分解し、プリンターが動くためのG-codeに変換するソフト
  • スライサーでは、レイヤー高さ、インフィル、壁厚、サポート、温度、速度、ブリムやラフトなどを設定する

超重要用語

用語意味初心者向けの理解
FDM / FFFフィラメントを溶かして積み重ねる方式家庭用で最もよく見られる方式
SLA / MSLA / DLPレジンを光で固める方式フィギュアなど、細かい造形に向いている
フィラメント糸状の材料PLA、PETG、ABS、TPUなどがある
PLA初心者向けの定番材料まずはこれで始めるのが無難
PETGPLAより粘りがあり、耐久性寄りの材料PLAより少し印刷難度が上がる
ABS / ASA熱や屋外環境に強い材料反りやすく、換気も必要
TPUゴムのように柔らかい材料スマホケースのような質感も作れるが、扱いはやや難しい
レジンSLA系で使う液体樹脂高精細な造形ができる一方で、手袋、換気、洗浄が重要である。液体レジンを扱う際は、耐薬品手袋などの使用が推奨される

プリンター本体の用語

用語意味初心者向けの理解
ノズル溶けた材料が出る先端0.4mmが標準的
ホットエンドフィラメントを溶かす部分詰まりや温度管理に関係する
エクストルーダーフィラメントを押し出す機構材料送りの心臓部
ベッド / ビルドプレート造形物が乗る台ここへの定着が非常に重要
ヒートベッド温まるベッド反り防止に役立つ
Z軸上下方向ノズルとベッドの距離に関係する
ベッドレベリングベッドの傾きや高さを調整すること1層目の成功率に直結する
Zオフセットノズルとベッドの距離補正近すぎても遠すぎても失敗する

スライサー設定の用語

用語意味目安
レイヤー高さ1層あたりの厚み0.2mmが標準的である。低くすると綺麗になるが、印刷時間は長くなる。Sinteritの解説でも、低いレイヤー高さは細かさや滑らかさを上げ、厚い層は印刷時間を短くすると説明されている。
インフィル内部の詰め方15〜25%で軽量にできる。強度が必要な場合は高めに設定する
インフィル密度内部を何%詰めるか20%前後から始めると無難
インフィルパターン内部の模様Grid、Gyroid、Linesなどがある
壁 / ウォール / ペリメーター外側の厚み強度や見た目に関係する
トップ層 / ボトム層上面・下面の層数少ないと内部が見えることがある
サポート空中部分を支える仮の柱オーバーハングがある場合に必要になる。3Dプリントは下の層に支えられながら積み上がるため、宙に浮く形状にはサポートが必要
オーバーハング斜めに張り出した部分角度が急だと垂れやすい
ブリッジ橋のように空中を渡る部分短ければサポートなしでも印刷できる場合がある
スカート造形物の周りに試し線を引く設定ノズルの出具合を確認するために使う
ブリム造形物の周りに薄いフチを付ける設定ベッド定着を助ける
ラフト造形物の下に土台を作る設定定着は強いが、底面が荒れやすい

よく出る失敗用語

用語症状よくある原因
反り / ワープ端がベッドから浮くベッド定着不足、温度差、材料特性
糸引き / ストリング細い糸がピロピロ出る温度が高い、リトラクション不足
詰まり / クロッグノズルから材料が出ないノズル詰まり、温度不足、異物混入
アンダーエクストルージョン材料が少なく、スカスカになる詰まり、送り不足、温度不足
オーバーエクストルージョン材料が出すぎて盛り上がる流量過多、設定ミス
レイヤーシフト途中から層が横にずれるベルトの緩み、ノズルの衝突、速度の上げすぎ
象の足 / Elephant foot底面が横に広がる1層目が潰れすぎている、ベッド温度が高すぎる
剥がれ / ベッド定着不良途中で造形物が外れるZオフセット、ベッドの汚れ、温度、ブリム不足
積層痕横線が見えるFDMでは基本的に発生する。レイヤー高さを下げると目立ちにくくなる

まとめ

最初は、PLA、0.2mmレイヤー、インフィル15〜20%、必要ならサポートON、定着が不安ならブリムONでOK〜

参考文献

Built with Hugo
テーマ StackJimmy によって設計されています。