目次
背景
- 最近、モノの収納をちゃんとするようになったが生産性がバク上がりしている
- nc boxで適当にまとめるのではなく、3Dプリンターで色々な箱を生産している
- あらためて、物と箱の関係について感じたのでAIとの会話メモを残す
箱と中身
- 箱はただの「面で囲った空間」なのに、箱になると急に 中身 が生まるる
- 空っぽでも「何か入ってそう」になる
- 箱って「物」なのに、役割としては 中身そのものではなく、“中身が入りうる余白”を作るもの
- ただ空間を占有しているというより、空間に境界を与えて、“内側”を発生させる装置
- 何もない部屋の空間はただ広がっているだけだが、そこに箱を置くと急に、以下が生まれる
- 「箱の外」
- 「箱の中」
- 「まだ何も入っていない場所」
- 何も入っていないけど、入る可能性 はある
- 0の概念は「ないものがある事」、空箱も同じように「ない空間がある事」を表現しているのかもしれない
- 例えば、「101」の0は10の位になにもない事を示す。そこは入る可能性があるのに量の不在を示しているということ
- つまり、箱によって無が場所を与えられている
- 言い換えると、「無いものを入れるために、無い場所を“あるもの”として作る装置」
有名な箱族
- vessel / 容器 / 器
- 中に何かを受け入れるもの。cup, bowl, jar, bottle もここ。
- case / ケース
- 特定のものを守るための箱。phone case, glasses case, pencil case。
- cabinet / drawer / shelf
- 棚、引き出し、戸棚。空間をさらに区切る装置。
- bag / pouch / pocket
- やわらかい箱。境界はあるけど形が可変。
- envelope / folder
- 平面的な箱。紙や情報を入れる空間。
- shell / capsule / pod
- 外殻によって内側を作るもの。卵、カプセル、など
- chamber / cell / compartment
- 部屋よりも「区画」感が強い言葉。train compartment, prison cell, engine chamber など。
- cavity / hollow
- 空洞。箱というより「抜けている内側」。
- frame
- 額縁、枠。中身を囲うことで「ここを見る場所」を作る。
- slot
- 何かが入るための空き場所。予定表の時間枠、ゲームの装備枠など。
- placeholder
- まだ中身はないけど、あとで何かが入る場所。
- field
- 入力欄。名前欄、住所欄みたいに「意味つきの空白」。
- scope
- プログラミングや議論での有効範囲。「この内側ではこれが意味を持つ」という箱。
- namespace
- 名前のための箱。同じ名前でも、箱が違えば衝突しない。
- domain
- 領域。数学・Web・知識・支配範囲など、「ここからここまで」という意味の箱。
- set
- 集合。中に要素を入れる概念的な箱。空集合はまさに「中身のない箱」っぽい。
- category
- 分類。物を入れる意味の箱。「これはこのカテゴリに入る」。
- context
- 文脈。意味を成立させる見えない箱。
- world / universe
- 世界。最大級の箱。「その中で何がありうるか」を決める空間。
物を対象としたものもあれば、概念や事物を対象とした形而上のモノもある。
ある意味、箱は「エントロピー増大の法則」に対する局所的な抵抗装置なのかもしれない 。
カテゴリーって秩序だし。
箱と整理について
- 整理って、実は「物をきれいに並べること」より先に、場所に意味を与えること
- 箱があると、ただの空間が「ここはケーブルの場所」「ここは薬の場所」「ここはまだ分類前の場所」みたいに変わる
- 床に置くだけだと、物は存在しているけど、所属先がない
- だから一時的には置けても、すぐに「どこに戻すべきか」が曖昧になる
- 定位置がないものは、だいたい部屋の中を漂流する
- 靴下とか、充電器とか、領収書とかが放流するのは所属がないから
- TOYOTA Wayでも5Sとかも整理術だし、当たり前だが整理整頓は大事
高度な箱の活用
- 高度な箱の活用方法は、箱の中身を100%埋めないこと
- 本棚にしろ戸棚にしろ余白をあえて残す
- こうすることで、箱の中の整理も箱の中で可能になる
- 武道で例えると、残心が近いのかもしれない
- 確か、勝間和代さんが言っていた気がする
- また、箱は入れ子にできる
- キャビネットの引き出しの中に更に小さな箱で空間を分けられる
- 箱をフラクタルに入れ子にするとさらに高度に分けられる
箱によって生まれる概念
箱があると、次の3つが生まれる。
- 境界
- ここからここまでが、その物の領域
- カテゴリ
- この箱に入るもの/入らないもの
- 帰る場所
- 使ったあとに戻る場所
だから箱は、単なる収納道具というより、物に住所を与える装置。 住所があるから戻せる。戻せるから散らからない。散らからないから探さなくていい。
なので整理とはかなり乱暴に言うと、「世界に箱を置いて、物の所属と帰属を決めること」かもしれない。
まとめ
- 箱がない世界は、すべてが「とりあえず床」
- 箱がある世界は、「ここに属する」が生まれる
- 箱は空間に場所を与えて、物に住所を与える
