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疑問の9つの道具

目次

結論

  • QC7つ道具のように、疑問には9つの道具がある
  • その疑問の9つの道具は、英語の疑問詞の事
  • 小さな疑問から大きな発見や、深い思考が始まる

疑問詞

英語の9つの疑問詞

  • 英語の疑問詞は下のように9つにまとめられる
  • その中で、唯一HowのみがWHで始まっていない
  • なお、下のMatrixの並びに意味はない
WhoWhomWhose
WhyWhatHow
WhenWhichWhere

9つの疑問詞の比較

  • 次に言語別の9つの疑問詞について比較した
  • 日本語は関係ないが、言語によって頭の音が共通していたりする
言語日本語英語ドイツ語デンマーク語ラテン語パーリ語
時間いつWhenWannHvornarQuandoKada
場所どこでWhereWoHvorQuoKattha
主格だれがWhoWerHvemQuisKoci
主題なにをWhatWasHvadQuidKim
理由なぜWhyWarumHvorforCurKatham
状態・方法どの様にHowWieHvordanQuomodoKatha
選択どちらWhichWelcheHvilkenQuotus, UterKatama
所有格だれのWhoseWessenHvisCuiusKassaci
目的格だれにWhomWenHvemQuemKanci
接頭語なしWHWHVQUK

WHの仮説

  • これらの言語(without 日本語)の疑問詞の発音に共通しているのは、口をすぼめた形で出せる音だという事
  • 口をすぼめた形からだと、音の共鳴が唇の近くに集中し少し低くなる
    • 日本語もD(6/9)から始まる音は低い気がする
  • そのため、低い音が疑問のアクセント的な意味あいものあるのかもしれない
  • その仮説だと、英語だと、低い音(WH)から始まり高い音(?)に終わる気がする

疑問の作り方

内向きの疑問

ギリシャのモザイク

Know thyself.
(汝自身を知れ)

  • How am I?や Who am I?などのように内向きの疑問は自問自答になる
  • 自分に問題があるのかを確認するのにも使える
    • 基本的に「不」から始まるワードは問題となりがち
  • 自問自答することで自分の中の疑問を再度想起することができる
  • Know thyselfは「汝自身を知れ」の意味で古代ギリシアの哲学的格言

外向きの疑問

Quotes

Why there is something rather than nothing?
(なぜ何も無いのではなく何かがあるのか)

  • 対象の事物を自身以外にすることで外向きの疑問を作れる
  • 外向きの疑問を定義する事で目的論や機械論に繋がる疑問を作れる
  • そして、その外向きの疑問の究極形が存在の疑問
  • これも哲学的なものであり、全ての疑問は最終的に存在の疑問へ回帰する
  • この言葉はドイツの哲学者のゴットフリート・ライプニッツが提起した

結論

  • 質問は自分からも相手からも情報を引き出す手段
  • Yes / Noの二元論で答えられないようなオープンクエッションは大切
  • それを実現するためのモノが疑問詞
  • 疑問詞は脳という生成AIが疑問(思考)を生成する、魔法のプロンプト
  • 故に、疑問詞は思考の為のいい道具
  • 何事も、小さな疑問や問題を捨てない事が大切
    • 小さな疑問が大きな気付きのきっかけだったりする
  • そのためには、「9つの?」を利用しよう

参考文献

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