目次
定数と変数とは
事物の数量を表す文字として次がある。
- 変数(Variable):いろいろな値をとって変わる数量を表している文字
- 定数(Constant):1つの値をとって固定の数量を表している文字
労力と変化
- 値が定まっている定数をコントロールするのは難しい
- 自分で変えられるモノと、変えられないモノがある
- 変えられないモノにいくら時間を費やしても無駄
- 別の言い方をすれば、変わらないモノを変える事は大岩を手で動かすことに近い
- 力づくで無理やり動かしても大岩は動かない
努力と結果の関係
- ただし、労力が全く無駄とは考えない
- 労力と変化(結果)は一般的に非線形な関係がある
- つまり、タイムラグがあると言う事
- 現実化するのは時間がかかる
- 一見変化していないように見えても変化自体は起こっている
- 起こっているが見えない事が殆どという事
変化するかの見極め
- ただし、変えられるか変えられないかの審美眼は偏見
- 有名な話に、アフリカの靴のセールスマンの話がある
靴を履く習慣がない国に2人のセールスマンが派遣されて、一方は靴を履く習慣がないので一足も売れないと見切ったが、 もう一方は全国民が潜在顧客だ、ここなら靴が大量に売れるぞ!と見立てた。 後者は靴を売る事に成功した。
つまり、次が言える。
- 前者は、その国の習慣を「定数」とみて見切りをつけた
- 後者は、その国の習慣を「変数」と見立てた
また、これは本質的に次が言える。
- 前例主義 vs. 革新主義
意見(主観)と事実(客観)
- 意見と事実の違いも変数と定数かもしれない
- 客観的は「事実、データ、数字」、本当にあったことや、だれでも確かめられること
- 主観的は「意見、主張、解釈」、その人が考えたこと
- 例
- 今日は暑い(主観)
- 今日は 30℃ だ(客観)
まとめ
- 世の中の事物には、変えられることと変えられない事がある
- その上で、自分が変えられない事に労力を使うのはもったいない
- ただし、変えられるかどうかはやってみないと分からない
- つまり、試しにやって、あんまりにもダメなら引くのが良い
- ただし、本質的には変えたいか変えたくないかが大切