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定数と変数

目次

定数と変数とは

事物の数量を表す文字として次がある。

  1. 変数(Variable):いろいろな値をとって変わる数量を表している文字
  2. 定数(Constant):1つの値をとって固定の数量を表している文字

労力と変化

  • 値が定まっている定数をコントロールするのは難しい
  • 自分で変えられるモノと、変えられないモノがある
  • 変えられないモノにいくら時間を費やしても無駄

定数と変数

  • 別の言い方をすれば、変わらないモノを変える事は大岩を手で動かすことに近い
  • 力づくで無理やり動かしても大岩は動かない

大岩を動かす人

努力と結果の関係

  • ただし、労力が全く無駄とは考えない
  • 労力と変化(結果)は一般的に非線形な関係がある

成功曲線

  • つまり、タイムラグがあると言う事
  • 現実化するのは時間がかかる
  • 一見変化していないように見えても変化自体は起こっている
  • 起こっているが見えない事が殆どという事

変化するかの見極め

  • ただし、変えられるか変えられないかの審美眼は偏見
  • 有名な話に、アフリカの靴のセールスマンの話がある

靴を履く習慣がない国に2人のセールスマンが派遣されて、一方は靴を履く習慣がないので一足も売れないと見切ったが、 もう一方は全国民が潜在顧客だ、ここなら靴が大量に売れるぞ!と見立てた。 後者は靴を売る事に成功した。

靴を履かないアフリカの部族

つまり、次が言える。

  • 前者は、その国の習慣を「定数」とみて見切りをつけた
  • 後者は、その国の習慣を「変数」と見立てた

また、これは本質的に次が言える。

  • 前例主義 vs. 革新主義

意見(主観)と事実(客観)

  • 意見と事実の違いも変数と定数かもしれない
  • 客観的は「事実、データ、数字」、本当にあったことや、だれでも確かめられること
  • 主観的は「意見、主張、解釈」、その人が考えたこと
    • 今日は暑い(主観)
    • 今日は 30℃ だ(客観)

まとめ

  • 世の中の事物には、変えられることと変えられない事がある
  • その上で、自分が変えられない事に労力を使うのはもったいない
  • ただし、変えられるかどうかはやってみないと分からない
  • つまり、試しにやって、あんまりにもダメなら引くのが良い
  • ただし、本質的には変えたいか変えたくないかが大切

参考文献

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