目次
背景
- 日曜日の初耳学見のTV番組で林修が言い事を言っていた
- 世の中の事物は変数と定数の見極めが大切だと
- そこで、改めて変数と定数について考えてみた
変数と定数とは
変数と定数の数学での定義は以下。
特徴 | 変数(Variable) | 定数(Constant) |
---|---|---|
定義 | 値が変化する可能性のある記号 | 固定された値を持つ記号 |
表記 | 通常、x, y, z などの文字 | 具体的な数値や π, e などの特定な記号 |
値の変化 | 可変 | 不変 |
方程式での役割 | 未知数や独立変数として使用 | 既知の値として使用 |
例 | $f(x) = 2x + 3$の$x$ | $π ≈ 3.14159…$ |
エッセンス
- 変数と定数の表現の本質は、事物を見極めろという事
- 世の中、自分で変えられるモノと、変えられないモノがある
- 変えられないモノにいくら時間を費やしても無駄
- 例えば、答えが出せない問題や解決できないIssueなど
変数と定数の例
意見(Opinion)と事実(Fact)
意見と事実の違いも変数と定数かもしれない。
- 意見
- 「主観的、主張、解釈、変数的」
- その人が考えたこと、思ったこと
- 事実
- 「客観的、データ、数字、定数的」
- 本当にあったこと
- だれでも確かめられること
例
- 今日は暑い(主観・意見)
- 今日は 30℃ だ(客観・事実)
なお、意見と事実(エビデンス)を論拠でつなげたものが、三角ロジックである。
結果(Result)と考察(Discussion)
ある意味、科学の実験も変数と定数みたいなものなのかもしれない。
- 結果
- 結論は実験から得られた客観的事実(定数的)
- 考察
- 考察は実験結果から導き出した主張(変数的)
特に、科学的方法では反証可能性が必要なため、実験条件と実験方法から実験結果を再現できる事が大切。
結論
- 変えられる事と変えられない事がある
- その上で、自分が変えられない事に労力を使うのはもったいない
- まるで、大岩を一人で押しているようなもの
- 変えられない事は無理に自分で変えようとせず他人に任せた方がいい